この本は、何となく手にとって借りてきた本でした。邱さんと糸井さんの対談の形式になっているせいか、読みやすく感じました。
お金のことって、世間では、どっちかといえば「汚いもの」って感じで扱われることが多いのは私も薄々は分かっていたけれども、別にそういう風に捉えなくても良いんだと安心させてもらった気がしました。言われてみれば、皆それぞれ欲があって(どんな欲でも)、その欲と一心同体で生きているんですものね。
ただ、お金の話というのは学校では教わらないだろうけれど、家庭では子供に教えてやるくらいでないといけないのでは?読みながら、そんなことをつらつらと考えてしまいました。
以下は、邱さんの言葉の中で驚いたり、頷いたりしたものです。
・株式上場をするほど落ちぶれてはいないです。
・友を選ばば、強気八人、弱気二人
・人生そのものがゲームなんだもの。
そんなことを言い切れてしまうって、凄いなあと思いました。
あと、もうひとつ感心させられたのは、糸井さんの「未来を見る目を曇らせるものは」という問に、「過去に固執しすぎること」と邱さんが仰っていたことでした。