ねこママの読書ノート

私の感想を書いていく Blog です。

モヒカン族の最後

 

モヒカン族の最後 痛快世界の冒険文学 (22)

モヒカン族の最後 痛快世界の冒険文学 (22)

 

 

この物語の舞台は、18世紀中頃の独立前のアメリカ。イギリスとフランスが繰り広げる植民地戦争は、先住民族をも巻き込んで様々な悲劇を生んでいった(フレンチ・アンド・インディアン戦争)。そんな時代の白人達と先住民との関わりは、必ずしも友好的とは言えなかっただろうと思われる。


「復讐を誓うヒューロン族の男に連れ去られたイギリス人指揮官の娘たちをモヒカン族の若き族長は救えるのか?」というのが物語の大筋なのだが、しかし結末は悲しい。


図書館でふと目にしたのがキッカケで借りた本ではあったのだが、完訳の同タイトルの本を読んでみたくなった。