(=^・・^=)の本棚★出会うべき本には、きっと会っている

読書記録と、私の思いを書いていく本棚(Blog)です。

蒼穹の昴(4)

 

蒼穹の昴(4) (講談社文庫)

蒼穹の昴(4) (講談社文庫)

 

 

とうとう終わってしまった。読み終えるのが勿体ないとは思ったが、それ以上に話が気になってしまう。久し振りに、わくわくしながら読めたシリーズだった。また、いつか読みたい。その後の歴史は調べたりすれば分かっていまうが、それでもその背景にあるものを間接的にでも感じられるという意味では、良い作品だと思う。再び北京に行く機会でもあったら、この作品が頭に浮かぶかもしれない。


小説では本当の親子のように思い合っていた光緒帝と西太后だったが、遂に、その関係にひびが入ってしまう。そして、政変により帝は捕らえられ、変法派の主だった面々も捕縛され、処刑される者がいたり、外国へ逃れた者も出て、彼らの変法運動は潰えた。そんな時代背景がベースになっているだけに、所々、重苦しい空気も感じた。仕方ないと言えば仕方がないことなんだけど。


それはそうと、この最終巻では李鴻章西太后が活躍しているなー。3巻でも、李鴻章のイギリス公使との会談の場面が興味深かったが、この巻では更に士大夫というよりは一人の人間として魅力的な描かれ方をされているのが興味深かった。それは、西太后に対しても言えることだが。実際の彼らがどんな人間だったのかは分からないが、小説の中の彼らは実に人間らしい気がした。


あと、やっぱり白太太って謎だよねぇ。いったい、この人はどんだけ長生きしてるんだ?(って、そこをツッコむのか、私)ま、それを言ったら、ミセス・チャンなんて謎だらけなんだけどね(爆)・・・ったく、そうきたか!って感じでした。それから、春児が、あの占いが白太太がめぐんだものだということを知っていたというのは多少予測は出来たものの、ちょっと哀しかった。


故宮から頤和園は今だったら、バスや地下鉄を使えば半日も掛らずに行けるけれど、西太后が生きていた時代だったら確かに遠かっただろうなと改めて感じる。(彼らが避暑に訪れる場所だったということを考えれば、さもありなん、と思える)そんな場所が主な舞台だったので、城の中は広くて移動なんかも大変だったろうなとか、想像するのも面白かった。話の中身とは関係ないけどね。