(=^・・^=)の本棚★出会うべき本には、きっと会っている

読書記録と、私の思いを書いていく本棚(Blog)です。

江―姫たちの戦国〈上〉

 

江(ごう)―姫たちの戦国〈上〉

江(ごう)―姫たちの戦国〈上〉

 

 

浅井三姉妹の末娘、江の視点から描かれた歴史小説。というより、今年の「大河ドラマの原作」と言った方が通りが良いかもしれない。しかし、江本人より秀吉が面白くて楽しかったのは何故なんだろうか。(ま、ドラマの方は演出の効果が大きいのか、かなりファンタジックに過ぎるんだが)少なくとも、前半を読んでいた時はドラマの江たちと比べてしまったことは否めない。が、一応書いておくと、こちらはドラマほど「突撃お江ちゃん」では無かったようだ。ドラマでも気が強いのは、本作の江をそのまま活かしている感じがする。


いやそれより、何でこうも秀吉が面白いんだ?ドラマにするとき、一番弄りやすい人物だからなのか?そう思わせてしまうほど、著者は秀吉を徹底して弄んでいるようにも見える。ホームドラマの主要人物としては、オイシイ位置に立ってるよなあ。うん、三姉妹にとっては親の敵でもあるので当然のように悪役イメージで書かれるのだけど、その割に彼の感情表現をたっぷり愉しめたように思う。(ドラマの方でも秀吉は、かなり壊れてる)


日本の歴史上の人物でも、女性のことは良く分かっていない。だから、この作品の大半は色々な資料から話を作ったものと思われる。それは構わないけど、ここまで自由闊達に動き回れるお姫様って存在するのかな?そこだけが、ちょっと引っ掛かる。(まあ、エンターテイメントとして楽しむ分には、そんなの関係ないんだけど)その意味では、たぶん、下巻も同じように歴史娯楽作品として読んだ方が愉しめる作品かと思う。というのも、Amazon の書評でも「コアな歴史小説ファンには物足りないはず」と書かれているくらいなので、そこは期待したらキツイだろう。ドラマを見ていれば、まあどんな感じなのかは想像がつく作品なのだから。


とは言うものの、16歳までの江の話にしては特に登場しなくても良さそうな登場人物がいそうなんだけど?(*ーー*)うーん 分からん。