(=^・・^=)の本棚★出会うべき本には、きっと会っている

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いろどり古事記

 

いろどり古事記

いろどり古事記

 

 

ミヤズヒメと赤猪子が語る形式を取った絵本。素材が古事記なんだけれど、かなり簡略化したダイジェスト版なので、読む人によっては物足らなく感じることもあるかもしれない。また、古代の人は性についてもおおらかだったりするので、古事記のことを全く知らずに読むとビックリするかも。私としては、これはこれでアリかなと思うのだけれど、多分この本は子供より大人が読んだ方が入りやすい作品なのだろう。


それはそうと、月に酔って古代世界から語り部がやってくるという形は、なかなか面白いアイディアだと思う。それに、古事記にある神々の系譜って、実際ちょっとややこしいので、そこを省いたのは妥当な線だったんじゃないかな。学生時代、短大の授業で現代語訳の古事記を読んだことがあるけど、イザナキ・イザナミの子産みの話になるまでは少々取っつきにくい印象があった覚えがあるから。まあ、神々の名前が列挙される部分だから仕方がないんだけど。


あと、本書は神話部分のみのダイジェストなので、その後に続く話など知りたいことがあったら他の方が書かれている別の本を読まれた方が良いかと思う。例えばミヤズヒメも赤猪子も語り部で出てきた程度なので、彼女らの話はそんなに詳しく書かれていないから。