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(=^・・^=)の本棚★出会うべき本には、きっと会っている

読書記録と、私の思いを書いていく本棚(Blog)です。

経営者・平清盛の失敗

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経営者・平清盛の失敗 会計士が書いた歴史と経済の教科書

経営者・平清盛の失敗 会計士が書いた歴史と経済の教科書

 

 

歴史の切り口っていうのは、ひとつとは限らない。可能性としては、複数あって良いと思う。学校で教わる歴史の授業だけが、歴史なのではないから。この本の場合、その意味でのキーワードは「経済」だろう。「平清盛と経済」っていうテーマは、私にとっては興味深かかったし、面白かった。なかなか経済史を中心に据えた本って、あんまり読んでないっていう要因もあるんだけどね。

 


清盛が生きた時代、それまで廃れていた貨幣経済が復活する。これ自体、ちょっと不思議な話ではあったんだけれど、彼は意外な方法で貨幣が流通する仕組みを作り上げていった。それと同時に、平家の人々に莫大な富を与えることになったのだが・・・果たしてそれって彼らにとって幸せなことだったのだろうか?貨幣が持つメリット、デメリットに着目すると平家滅亡への道筋が見えてくるかもしれない。まあ、仮説かもしれないが、こういう見方も出来るかという見本にはなった。

 


歴史に「もしも」はないが、平家による政権が長く続いていたら、良くも悪くも日本の歴史は変わっていたかもしれない。それを想像するのも、歴史読み物を読む楽しみなんだよね。