アンナの赤いオーバー
- 作者: ハリエットジィーフェルト,アニタローベル,松川真弓
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 1990/12/01
- メディア: 単行本
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この物語は、「幸せの絵本」で紹介されている絵本だ。結構気になっていたので、
思い切って去年の末に借りたのだった。それを実際に読んで思ったことは、普段だったら何でもないことが実は大変なことなんだということ。たった1枚のオーバーが出来上がるのに何ヶ月もかかるのだけど、はたして今の私達は何ヶ月も1つのものが出来るまで待っていることが出来るだろうか?勿論、この話は物資が不足していた時代の実話が元になっているのだけれど、「時代が違う」と切り捨ててはいけない気がする。アンナのお母さんが冒頭の台詞で、「戦争が終わったら、あたらしいオーバーを買ってあげようね」と言っているのだけれど、これが後から重たい台詞だなと感じた。そして読んでいるうちに、お母さんの強さを感じた。
The Little Red Hen
子供の頃「小さい白いにわとり」で読んだことがあるんだけど、本当は「小さな赤いめんどり」だったのね。英語では初めて読んだのだけど、昔に読んだことのあるストーリーなので分からない言葉を飛ばしても、だいたいは記憶にある話を思い起こして読めてしまった。なんか、嬉しい(^^)