実はタイトルを見たときは「?」だったので、興味を持って図書館から借りた本でした。で、一気に読んでしまいました。って言うか、あっという間に読み終えてしまってました。それくらい面白かったです。
たかの友梨さんの「名前」だけはエステだの美容だのに疎い私でも知っていたのですけど、この本を知るまではどんな人なのか?っていうことまでは正直興味がなかったです。でも、読んでみて分かったことですが、たかのさんがビジネスで成功していった陰には並々ならぬ努力とエネルギーがあったからこそのこと。
彼女の前半生は、ご自分で仰る通り過酷な運命に弄ばれた感があります。それを乗り越えて行く度に、新しい自分を見つけていってるようです。
よく、世の中ではビジネスが上手く行かないときに景気の善し悪しのせいにしたがる傾向がありますけど、彼女はそれを「大きらい」と言ってのけます。それ自体が凄いと思うんですけど、そんな中を泳ぎ切っていくのが経営なのだと彼女は書いています。それを言い切ることが出来るのは、やはり何度も経営上の危機を乗り越えてきたからなんでしょうね。
それと、自分が上手くいっていないときでも、恐らく彼女は自分の置かれた環境や他人のせいにしていないのだと思います。自分の成功*1に取って必要なのは、自分が目指すものが自分の中にしっかりあることではないでしょうか。読んでいて、そう感じました。
*1:何をもって成功というかは人それぞれですが