ホントは、文庫本だし、読みやすかったから読もうと思えばすぐ読めた本なのだと思いますが、のんびり読んでいました(^^ゞ
私は、あまり数学に関する本は読んだことがなかったのだけど、この本は面白かったです。感動というより、感心することが多かったように思いました。例えば「フェルマーの最終定理」は、これが発表されてから350年経ってから正しさが証明されたそうですが、その間、数多の数学者が関わっているだなんて想像もしませんでした。しかも、そこには日本人の数学者も関わっているそうです。これは、凄いことだなと思いました。
それにしたって、数学も知ってみれば面白い話もあるのにも関わらず、学生時代には興味が持てなくなったのは何故なんでしょうね。あの、無機質な感じって、どこから来るものだったのでしょうか。著者の桜井さんは、それを中学・高校くらいからの数学は抽象的な表現になるからだと仰っていますが、本当にそれだけかな?と疑問に思っています。
何故って、それくらいの時分には国語だって抽象的な表現に触れるようになりますから。それと、どう違うのかな?と思ってしまう訳です。まあ、確かに学生時代の試験から離れたから少しは面白がれるようになったのかとも思いますが。自分でも、これは謎です。