(=^・・^=)の本棚★出会うべき本には、きっと会っている

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バカボンのパパはなぜ天才なのか?

 

バカボンのパパはなぜ天才なのか?

バカボンのパパはなぜ天才なのか?

 

 

「名作」と呼ばれ読み続けられる漫画には、それなりの訳がある。このことに関しては、わざわざ本書を読まずとも、読んでいけば分かることもある。ただ、作品の読み方は人それぞれ違うものだから、そのことについては是非を問うものではないと思う。

 

それはそうと、この本で取り上げている漫画は圧倒的に少年(或いは青年)漫画が多い。著者が男性であることを考えれば、少女漫画は取っつきにくいイメージがあるのだろう(笑)私は話さえ面白ければ、どっちも読むタイプなので、この辺りが少々物足りなさを感じた。著者の視点がユニークで面白かったので、飽きはしなかったけどね。

 

例えば、表題の「バカボンのパパはなぜ天才なのか」。著者は『天才バカボン』は「言い切り力」のマンガだ、と指摘している。バカボンのパパは、「これでいいのだ」と言い切って行動することによって、行動がますます加速する。「言い切って行動を加速させ、他の人をぐんぐん巻き込んでしまう。」ことと、「自分のやったことを1分後には忘れる」という「忘却力」が、パパの力となっているという。


言われてみれば、あれは息子のバカボンよりパパの方が目立っていたし、パパが周囲を巻き込むのは日常茶飯事だった気がする。そして、パパの「これでいいのだ」は憎めなかった。私はそこに、パパの自己肯定が加わっていたのではないかと思う。